NIKEの厚底シューズ ヴェイパーフライ4%フライニットの履き心地をレビューする。

2018年9月16日に開催された第45回ベルリンマラソンでケニアのエリウド・キプチョゲが2時間1分39秒の世界新記録で優勝した。

2014年から破られていなかったデニス・キメットの持つ世界記録2時間2分57秒を一気に1分18秒も更新する圧巻の走りだった。

キプチョゲはこのベルリンマラソン前までのマラソンの成績は10戦9勝。リオデジャネイロオリンピックの金メダリストでもあり、今まで世界記録保持者になったことはないものの誰もが認める世界最高のマラソンランナーであることは間違い。

実は近年、マラソンの世界記録はほとんどがこのベルリンマラソンから誕生している。レースコンディションさえ良ければキプチョゲが世界新記録を出すことは不思議なことではないと思っていたが、まさかここまで大幅に更新するとは思ってもみなかった。

そのキプチョゲがレース用シューズとして使用しているのがNIKEの厚底シューズであるヴェイパーフライエリートだ。

非公式ではあるが、NIKEの『Breaking2』という2時間切りを目指すプロジェクトで2時間23秒の記録を出した時もこのヴェイパーフライエリートを使用していた。

 

今回レビューするヴェイパーフライ4%フライニットはキプチョゲの使用するものとは違うが、同じテクノロジーが搭載されている。

2018年の東京マラソンで日本記録を更新した時に設楽悠太が使用していたのは、これの旧タイプのヴェイパーフライ4%であった。

そして、2018年10月7日のシカゴマラソンでこのヴェイパーフライ4%フライニットを履く大迫傑が2時間5分50秒の日本新記録を樹立。日本人初の2時間5分台、設楽の持つ日本記録を更に21秒更新した。

ちなみに大迫が履いているヴェイパーフライ4%フライニットは市販されているものと同じだと本人が話していた。

 

ヴェイパーフライ4%フライニット

 

2018年9月9日に発売されたヴェイパーフライ4%フライニットは従来のものと比較し軽量で通気性に優れたアッパー素材が使用されているとのことです。

クッション性が高く、ソールに内蔵されてるカーボンファイバープレートが足を前へ押し出してくれるとのことで、これだけ聞くと完ぺきな感じがしますか果たしてどうでしょうか。

 

重量

ヴェイパーフライ4%フライニットの重量はサイズ27.5cmで約202g

意外と重量はあるようです。特に旧モデルから軽量化されている感じはない気がします。

 

旧タイプは持ってないので、参考までにズームフライの同サイズと比較すると、重量は242gなのでズームフライと比べると約40gも軽いですね。

 

ソールの厚み

ソールの厚みはヒール側が約3.8mm、トウ側が約2.8mm

ズームフライのソールの厚みはヒール側が約3.9mm、トウ側が約2.5mm。計り方による誤差の可能性がありますが、ズームフライの方が若干トウ側が薄いのでしょうか。

 

履き心地

ヴェイパーフライ4%フライニットはベロの部分が一体化してるのでソックスを履いているような履き心地でフィット感は良いです。

なんというか、土踏まずが締め付けられる感じがします。ズームフライとは履き心地は全然違いますね。

ただ、他のシューズと比べると、紐で強く結んでもあまりきつくはできない感じですので若干踵が浮く感じがします。

アッパーにかなり収縮性があるのでいつも履いているシューズのサイズよりワンサイズ小さくても良いかもしれません。

 

走り心地

試走程度に軽く走ってみた感じではランニングエコノミーに大した差はないような気がしますが、着地の瞬間に少し沈み込むような感覚はありましたのでカーボンファイバープレートからの反発をもらってるのかもしれません。

もう少し長い距離をスピードを出して走ってみないと実感は得られないのかもしれませんね。

寿命の短いシューズですのであまり練習では頻繁に使えませんが、レースまで全く履かないのも危険なので一度どこかのタイミングで使用してみようとは思います。

やはり踵部分のホールドがいつも履いているシューズに比べると弱いので脱げてしまうのではないかと気になりました。

このシューズのパフォーマンスを最大限に発揮するには意外と慣れが必要かなと感じます。かなり上級者用のシューズですね。

また、ヴェイパーフライ4%はつま先から着地するフォアフット走法のランナーに適しているともいわれています。

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2018.10.15

 

 

※11月5日追記

実際にサブスリーペース(4:15/km)よりも少し速いペースで15キロ走ってみました。

走力の問題もありますが15キロとはいえ結構きついです。息がかなり上がってしまったので、このペースだとハーフまでしかもたないでしょう。

ですが走り終わった後、このペースで15キロ走った割には足への負担はかなり少なかったですね。走っているときも弾むような感覚があって今までのシューズとは全然走り心地は違いました。

着地の瞬間に沈み込むので足への負担がかなり少ないです。しかもその後反発が来るので慣れるとかなり楽に走れるような気がします。

着地する場所によってはかなり沈んで反発が返って来るのでそのポイントさえ完全につかめれば4:15秒なら走り続けられるかもしれません。

 

それとこのシューズはベロが無いんですよ。しかもアッパーがニット素材で靴紐を強く結べないので少しぐらつく感覚があるんです。なんて表現すれば良いかわかりませんが、まるで靴下の下に分厚いソールがくっついてるような感覚です。

後、前に試走した時、踵のホールドが弱く脱げそうだと懸念してましたが、それは問題なさそうです。なんだかんだで脱げるようなことはありませんでしたから。

 

一応、色々と着地位置も探りながら走っていたのですが、個人的な感覚では画像の赤い箇所辺りで着地するとかなりの反発を得られる感じがありました。

自分の着地位置はおそらく青い箇所辺りだと思いますのでもう少し手前で着地すればこのシューズの良さをもっと得られるかもしれません。

 

以上、実際に使ってみた感想でした。次はレースで使用してみます。

 

 

ランニングシューズ選びについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

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2018.08.05

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