ヴェイパーフライ4%のアッパー素材がフライニットになったのを受けてエントリーモデルであるズームフライにもフライニットが発売されていますね。
ヴェイパーフライ4%フライニットのレビューはこちらを参照ください。
ヴェイパーフライに比べると価格も安く手に入れやすいので購入を検討している方もいるのではないでしょうか。
今回はズームフライフライニットについてヴェイパーフライ4%フライニットとの違いや旧ズームフライとの違いをレビューしたいと思いますので購入検討の参考にしてみてください。
もくじ
ズームフライフライニット
ズームフライフライニットは従来のズームフライのものと比較し軽量で通気性に優れたフライニットというアッパー素材を使用しています。
また、新たな改良点として旧モデルでミッドソールに内蔵されていたナイロンプレートがヴェイパーフライと同様のカーボンファイバープレートに変更されています。
これにより、ズームフライシリーズは見た目だけでなく、機能性もヴェイパーフライに近づいてきたといえるのではないでしょうか。
大きく異なるのはミッドソールに使用されている素材です。ヴェイパーフライには『ズームXフォーム』という85%のエネルギーリターンを可能にした超軽量素材が使われています。
さすがヴェイパーフライといった感じですが、今回のズームフライフライニットにも最新素材の『リアクトフォーム』が搭載されています。
従来のズームフライのミッドソールに使用されていた『ルナロンフォーム』と比較しても柔らかく反発力が増し、耐久性も向上しています。
よって、ミッドソールが『リアクトフォーム』に、そしてソールに内蔵されているプレートが『カーボンファイバープレート』に変更されたことによりズームフライフライニットは従来のものよりも、かなりパワーアップしたといっても過言ではありません。
価格は17,280円という事で従来のズームフライよりも1,000円程度値上がりしています。
重量
ズームフライフライニットの重量は27.5cmで約253gです。
同色のヴェイパーフライ4%フライニットの重量は27.5cmで約199gですので約54gもの差があります。さすが軽いですね。
従来のズームフライの重量は27.5cmで約240gなのでズームフライフライニットは従来のものより13gも重くなっています。
アッパー素材であるフライニットはあまり軽量化はされていないような印象です。またミッドソールに使用されているリアクトもルナロンよりも重いのでしょうか。後はカーボンプレートが変更されている影響で重量が増えているのかもしれません。
素材はずいぶんと進化したズームフライですが軽量化はされていないようです。。
履き心地
履いた感じは従来のズームフライとは全然違いますね。重さの違いは感じますが、ヴェイパーフライ4%フライニットにかなり似ています。
ベロの部分が一体化してるのでソックスを履いているような締め付けられる感じですが、逆に紐で強く結んでもあまり強くは締められない感じです。
サイズ選びは他のシューズに比べると若干、難しいかもしれませんね。
見ての通りヒールは厚く、若干反ってるので慣れないと違和感があって歩きにくい感じはあります。
上がヴェイパーフライ、下がズームフライです。同じように踵はミッドソールが剥き出しになっている箇所が多いです。ズームフライの方は内側のアウトソールが一枚多いですね。
新旧ズームフライの比較です。ほぼ見た目は変わりありませんね。
走り心地
実際に履いて走った感じも従来のズームフライよりもヴェイパーフライ4%フライニットに近いです。着地の際に若干沈み込む感じやプレートの反発する感じが似ていますね。
重くはなってるようですが、かなり改良されているように感じました。これなら普通にレースで使っても良さそうです。
長い距離はまだ走ったことないですが、15キロ程度のペース走(4:15/km)で使用した時はかなり快適に走れました。
ただ、ある程度のスピードを出すと段差や石を踏んだりした時に足首を捻挫しそうになり気を付ける必要がありますね。
それと、まっすぐ走ってる時は良いのですが、曲がったりするときも足首は気を付けたほうが良さそうですね。厚底なのもありますが、フライニットの影響で踵のサポートが弱めなので足首を捻りそうになります。
※2019年2月17日追記 40キロ走
ズームフライフライニットを40キロ走で使用してみました。来月の板橋Cityマラソンと同じコースを20キロで折り返しました。
少しゆっくり目に入り、平均5:00/kmぐらいで余裕残して40キロ走れたらいいなと思ってましたが、折り返してからの向かい風が半端なくて後半かなりしんどかったです。
28キロ以降少し上げましたが最後まで続きませんでした。最後の1キロだけ気合で走って何とか5分ペースを守りましたが限界でした。やはり40キロ走はペース落としても楽々でなんて走れませんね。
それでも大会モチベーションなしで40キロ走り切れたのは良かったかなと思います。シューズの反発をかなり感じましたし、かなりクッション性が高いです。
履いた感じはヴェイパーフライ4%フライニットとすごい似ています。体感的な違いは重さだけ、重さも履き比べないと正直わからないかもしれません。
練習用としてもレース用としても改めて良いシューズだなと感じました。このシューズに慣れればヴェイパーフライ4%フライニットでも問題なく走れると思いますね。
見た目
よく見るとデザインは若干違いますが見た目は本当に似ています。左がズームフライフライニット、右がヴェイパーフライ4%フライニットです。紐と踵の部分が若干違います。
次は横からの比較です。上がズームフライ、下がヴェイパーフライです。ナイキのマークの塗り方が違いますね。
ちなみにズームフライはインソールが外れます。ヴェイパーフライはのり付けされているので簡単には取れません。偽物のヴェイパーフライはインソールが外れるらしいですよ。
従来のズームフライとの見た目の違いは明らかなので今回は省略します。
まとめ
従来のズームフライは履いた感じも、そして機能的にもヴェイパーフライとはかなりの違いがありました。
ですが『ズームフライフライニット』はヴェイパーフライに履いた感覚も機能的にもかなり近くなってると思います。
NIKEが練習用シューズとして位置づけている『ズームペガサス35ターボ』も販売されていますが、個人的にはズームフライフライニットは練習用にもレース用にも使えるシューズだと感じました。
ズームペガサス35ターボのレビュー記事はこちらです。
しかも、ヴェイパーフライ4%フライニットとも履き心地が似ていることから、練習ではあまり履く機会のないヴェイパーフライの練習用シューズとしてズームフライフライニットは適しているとも思います。
ナイキのシューズは結構高いですが、個人的にはズームフライフライニットはかなりおすすめですね。
ちなみに意外とヤフーショッピングだと安く買えることがあるのでおすすめです。以下のように1,000円クーポン利用で5,670ポイントの還元だと実質10,610円で買えますからね。
詳しくはこちらで解説してますので参考にしてみてください。
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