スポーツ遺伝子を調べてマラソンの才能があるかどうかを確かめる!『DNA EXERCISE』をレビュー

自分の持つ遺伝子がどんなスポーツに向いているか知りたいと思ったことはありませんか?

私はマラソンをやるので自分がマラソンに向いているかどうかはすごく気になるところですが、実は運動に関する遺伝子を簡単に検査する方法があるんです。

これです。

 

この遺伝子検査では『ACTN3』、『ACE』、『PPARGC1A』という運動に関係するといわれている3つの遺伝子を検査することが出来ます。

自分の遺伝子タイプを知れば向いているスポーツがわかるだけでなく、どんなスポーツであっても自分の体質に合ったトレーニングをすることも可能ですよね。

 

今回はこのスポーツ遺伝子検査の検査対象の遺伝子の特徴についてと参考までに私自身の結果を公開します。

もし興味があったらやってみてください。

 

検査の流れ

 

検査キットの購入

まずは遺伝子検査キットを購入する必要があります。

公式HPはこちら

ただ、公式HPで購入する場合は7,560円(税込み)、紙レポートが欲しい場合はさらに500円(税込み)の追加オプションがかかります。

 

なのでもし検査するならこっちで買ったほうが安く済むと思います。

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検査キットが届いたら

  1. 飲食後30分以上経過した後、水で口をすすぎ、うがいをします。
  2. 専用の綿棒がありますので左右のほほの内側を1分程度こすり口腔粘膜を摂取します。
  3. 申込書に必要事項を記入して、申込書とともに先ほど粘膜を採取した綿棒を郵送します。
  4. 大体15日営業日後に結果がわかります。

 

検査結果

 

検体を郵送した後3週間ぐらいで検査結果レポートが届きます。紙レポートでなければもう少し早くネットで確認できると思います。

 

 

ACTN3遺伝子

 

ACTN3遺伝子は速筋の新陳代謝を司る、たんぱく質の遺伝子(α-アクチニン3)です。

このACTN3が多いタイプは速筋の働きが強く、陸上競技で言うと100mのような瞬発系の運動能力が高いと考えられています。

筋肉は大きく分けると速筋が多いRR型、速筋が少ないXX型、その中間のRX型に分類することが出来ます。

 

RR型はACTN3が最も多く、速筋の割合が高いので瞬発力を要するスプリント・パワー系の運動に適していると言われています。

オリンピックの金メダリストには、このRR型が多いことからこの遺伝子は金メダル遺伝子とも言われたりしますね。日本人のRR型の割合は約19%程度と少なめです。

 

XX型はACTN3が存在しないため遅筋の割合が高く持久力を要する運動に適していると言われています。日本人のXX型の割合は約27%です。

 

RX型はその中間で速筋と遅筋のバランスが良く、瞬発力・持久力のどちらの運動にも適していると言えます。日本人のRX型の割合は最も多く約54%です。

 

ちなみに100mを10.5秒以内で走れた選手でXX型は一人もいなかったというデータがあるようです。

なかなか残酷なデータですね。短距離種目では生まれ持った才能がかなりの割合を占めるということでしょうか。

 

そうなるとマラソンのような長距離種目ならXX型が有利と言えそうですが、実はマラソンの強いケニア人やエチオピア人はほとんどがRR型かRX型なんだそうです。

マラソンも高いレベルになるとスピードも必要になってきますのでXX型は世界レベルになると歯が立たないのでしょうか。

なんか運動で頂点を目指すなら結局RR型が一番良い気がしてきますね。

今はプロ転向しましたが市民ランナーだった川内選手もRR型だそうです。さすが金メダル遺伝子。。

 

私のACTN3の結果はRX型でした。

子供のころ短距離では負けた記憶がないくらい足が速かったので自分は確実にRR型だと思っていましたが、RX型ですか。。遺伝子的には微妙な結果です。

 

ACE遺伝子

 

ACEは何だか難しいですが、アンジオテンシン変換酵素というもので、アンジオテンシンⅠをアンジオテンシンⅡに変換する酵素です。

血圧は体の中の色々な仕組みによって調整されていますが、その中でもアンジオテンシンⅡは大きな役割を持っているらしいです。

なのでこの酵素の活性が低いタイプの人は血液供給量が多くなり、筋肉へ酸素や栄養を送り届ける力が優れているといわれています。

これもACE活性の低いII型、ACE活性の高いDD型、その中間のID型の3つに分類されます。

 

II型はACE活性が低く血管拡張機能が高いので筋肉へ酸素や栄養を送り届ける力が優れていると言われています。運動による疲労を感じにくいタイプで持久系の運動に適しているようです。日本人の約40%がこのタイプです。

DD型はACE活性が高く血管収縮能力が高いので筋肉へ酵素や栄養を瞬間的に送り届ける力が優れていると言われています。瞬間的に力を出すことが得意なタイプで瞬発力を要する運動に適しているようです。日本人の約11%がこのタイプです。

ID型はその中間で日本人では約49%がこのタイプです。

 

II型はトレーニング効果が出やすいという報告があるようですね。

また無酸素登山による8000m以上の山を制覇した登山家15名の中に活性の高いDD型は一人もいなかったというデータもあります。

これだけ聞くとII型はマラソンに適しているようにも思えますよね。でも2009年にマラソンで2時間10分を切った日本人選手の中にII型はいなかったというデータもあるのでマラソンで有利になるとは言えなそうです。むしろこのデータだとマラソンは不利なのではないかとも思えます。

 

私のACEの結果はII型でした。

私は短距離走が速かったこともありましたし、トレーニングしても伸びないタイプだったのでDD型だと思ってましたがII型だったのでこれも意外でした。

 

PPARGC1A遺伝子

 

PPARGC1A遺伝子は骨格筋の中のミトコンドリア生成やミトコンドリアの機能を調整するPGC-1αたんぱく質の遺伝子です。

PGC-1αの活性が高いほど運動によりミトコンドリアが増えやすいそうです。

ミトコンドリアとは
ミトコンドリアはすべての細胞にある細胞小器官で、各細胞が活動するためのエネルギーを作り出す働きをしています。

ミトコンドリアは酸素を取り込んで糖質や脂肪をエネルギーに変えるためマラソンでタイム向上を目指すにはこのミトコンドリアの量や働きがとても重要になってきます。

こちらもPGC-1αの活性が高いGG型、PGC-1αの活性が低いSS型、そしてその中間のGS型の3つに分類されます。

日本人の割合はGG型が約27%、SS型が約23%、GS型が約50%です。

 

GG型はミトコンドリアが増えやすいのでトレーニングをすれば比較的すぐに運動強度を高めても長時間運動が行えるようになります。反対にSS型はミトコンドリアが増えづらいのでトレーニング効率が悪いと言えますからマラソンなどの持久系の競技で成績を伸ばすのには相対的に時間がかかると思われます。

これまで紹介してきた遺伝子と違いPPARGC1A遺伝子はGG型が明らかに一番良いということになりますね。

 

私のPPARGC1A遺伝子の結果はGS型です。

マラソンに限らずどんなスポーツをやるにもこれはGG型のほうが良いでしょうから、ここはGG型であってほしかったですが、結果は平凡なGS型でした。

ただあまり練習しても伸びるタイプではないことはわかってましたし、SS型かもしれないと思っていたぐらいなのでGS型とわかっただけでも良かったかもしれませんね。

 

総括

 

昔から足は速かったですけど筋肉は太くなるタイプではありませんでした。なのであきらかに自分はマラソンのような長距離に体格的には向いていると思っていました。

RR型の筋肉でも長距離に対応できるどころか、むしろ有利に働くことをケニア、エチオピア人選手が結果を残すことで証明してくれました。

だからこそ自分もケニア、エチオピア人のような走りができると思い苦手だったマラソンを始めましたが、ACTN3はRR型でもなく見当はずれでした。

ACE遺伝子のII型がトレーニング効果が出やすいというのは自分の経験からは正直信じられませんが、登山に強いというのは本当かもしれません。

私自身が登山で高山病になるなどの苦労をしたことがないからです。なら登山家にでもなりますか。外国の高い山に登ったことなんてありませんけどね。

 

とりあえず、遺伝子的にはマラソンに有利という結果とはなりませんでした。

しかし遺伝子レベルでは色々な研究がされているものの、結論が相反するものもありますし何が正しいかは正直わからない部分も多いです。

だからこそ何をやるにしても可能性はゼロではないこと。それを信じることは大事だと感じます。

 

なら遺伝子検査は意味がないのかといえばそうでもありません。

その後の研究結果で見解は変わる可能性はあるにせよ、今わかっている範囲でトレーニングなどを工夫することは十分できますからね。

今後も色々と工夫してマラソンのタイムアップを目指してみます。何よりも自分が一番のサンプルデータになるのですから。

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