少額投資家の中にはIPO投資をしていても資金が少なくて抽選機会を増やせずに苦戦している方も中にはいるのではないでしょうか?
基本的にIPOに申し込むには購入するだけの資金が予め必要になるのですが、証券会社によっては資金不要でIPOに申し込めるところもあります。
今回は少額投資家にもやさしい、IPOに抽選資金不要で申し込める証券会社を紹介します。
もくじ
IPO抽選資金不要の証券会社
私は株式投資のメイン口座を含めIPOに申し込むために20社以上の証券会社で口座を開設していますが、現在、IPOに資金不要で申し込める証券会社は8社あります。※2019年4月時点
約20社中8社ですから、こう考えると資金不要で申し込める証券会社は結構ありますよね。
あと、さすがに勘違いする方はいないと思いますが資金不要とは言っても当選したら購入するためにその分の資金は必要になりますからね。あくまで抽選時に資金が不要という事です。
なので全く投資資金がないという方はせっかく当選しても購入できないので気を付けてくださいよ。少なくても30万円~50万円くらいは用意しておく必要があります。
それでは当選のしやすさなどから私が考えるおすすめ証券会社の順に紹介していきます。
松井証券
松井証券は以前までIPO抽選後期型の証券会社だったのですが、2018年9月から資金不要でIPOに申し込めるようになりました。
完全抽選配分率が10%程度しかない証券会社は結構多いですが、松井証券は70%以上もあるため幹事入りした際は比較的、期待できると思います。
IPO抽選はどこの証券会社も競争率が激しく当選確率は低いですが、松井証券は比較的緩い印象があり有名な老舗証券会社の割には意外と個人的に穴場かなと思っています。
IPOルール、手数料等、松井証券の詳細についてはこちらを参照してください。
野村證券
実は野村證券も資金不要でIPOに申し込めます。
野村証券は株式投資をやらないという人でも名前は知ってるのではないかと思われるほど有名な大手証券会社ですね。
大手証券会社という事もあって年間で主幹事になる回数は一番多いと言っても過言ではありません。
ですが、完全抽選配分率は10%程度しかなく、大手証券会社ゆえに口座開設数も国内トップですのでそれだけ競争率が高く当選確率はかなり低くなります。
それでも主幹事が多くIPO取扱数が多いという事はチャンスも多いという事も事実ですから、やはり口座開設しておきたい証券会社ですね。
IPOルール、手数料等、野村證券の詳細についてはこちらを参照してください。
いちよし証券
IPOに関して少し癖のある証券会社ですので、IPO投資をしている人なら意外と知っている証券会社かもしれませんが、一般的に知名度はあまり高くないかもしれません。
このいちよし証券も資金不要でIPOに申し込むことができます。少し前までIPOは電話で申し込む必要がありましたが、今はネットからでも申し込みが可能になりました。
口座開設数も少なく、申し込みが少し面倒だったこともあってIPO投資では穴場の証券会社だったと思いますが、ネットで申し込めるようになってからは少し競争率が上がってきたかもしれません。
とは言え、年間のIPO取扱数は何気に多い証券会社で、主幹事を務めることもあるんです。
残念ながら完全抽選配分率は10%程度しかないのですが、それでも主幹事の時はかなり期待できると思いますので口座開設はしておきたいですね。
IPOルール、手数料等、いちよし証券の詳細についてはこちらを参照してください。
ライブスター証券
ライブスター証券は2017年からIPOの取り扱いが始まりました。IPO取扱数は年間数銘柄なのでけして多いとは言えませんが完全抽選配分率は100%で抽選資金不要の証券会社の中では唯一完全抽選配分率100%の証券会社です。※DMM証券を除く
IPOは当選した際の取引手数料は基本かかりませんが、売却するときには通常手数料がかかります。ライブスター証券は取引手数料が安いのでその点はメリットと言えますね。
立会外分売も申し込める証券会社ですので立会外分売にも興味がある方にはおすすめですよ。
IPOルール、手数料等、ライブスター証券の詳細についてはこちらを参照してください。
岡三オンライン証券
岡三オンライン証券は岡三証券グループのインターネット専門証券会社なので岡三証券がIPO幹事入りすると岡三オンライン証券にも配分が回ってきます。
岡三オンライン証券のIPO取扱数は近年急増してます。口座開設数も少ないのでこれからもチャンスは多いのではないでしょうか。
ただ、抽選配分率は100%なのですが、ステージ別の抽選をしているため完全抽選配分率は20%~30%程度になってしまうと思います。その点は少し厳しいかもしれません。
手数料は20万円まで無料なので売却する際も初値が20万円以内であれば手数料無料で売却できる点はメリットと言えるでしょう。メイン口座としてもおすすめです。
IPOルール、手数料等、岡三オンライン証券の詳細についてはこちらを参照してください。
むさし証券
むさし証券はそれほど知名度はないかと思いますが、IPOは年間10銘柄程度の取り扱いがあります。
完全抽選配分率10%程度で主幹事になることはないと思われますので厳しいかもしれませんが、口座開設数はおそらく多くはないと思いますので競争率は低く、当選も期待できるかもしれません。
IPOルール、手数料等、むさし証券の詳細についてはこちらを参照してください。
エイチ・エス証券
完全平等抽選のほかIPOポイントによる優待抽選がある少し特殊な証券会社です。IPOは年間10銘柄前後の取り扱いがあります。
完全抽選配分率は10%程度で今は主幹事になることもなさそうなので厳しいと思いますが、口座数はそれほど多くないと思いますので多少は当選が期待できるかもしれません。
ポイントでの当選は少額投資家には厳しいかと思いますのであまり気にする必要はないかと思います。
IPOルール、手数料等、HS証券の詳細についてはこちらを参照してください。
DMM.com証券
DMM.com証券はFXのスワップサヤ取りで私もおすすめしているDMMFXが有名かなと思うのですが、DMM株で株式も取り扱っています。
このDMM株では2019年からIPOの取り扱いを開始しましたが、DMM株でも資金不要でIPOに申し込むことができます。しかも完全抽選配分率100%という事です。
ただし、IPO抽選の申し込みを受け付けてはいますが、今までDMM株にIPOを割り当てられたことはなく、抽選が行われたことはありません。※2019年4月時点
DMM株にIPOが割り当てられるようになってくればもう少しおすすめできるかなと思いますが、現時点では必要ないかなと思います。
DMMFXの口座をお持ちの方はすぐにDMM株の口座は作れますのでDMMFXを利用している方はIPOの割り当てがあってから作っても間に合うでしょう。
スワップポイントサヤ取りについてはこちらを参考にしてみてください。
まとめ
以上、IPOに資金不要で申し込める8社の証券会社を色々と考慮しおすすめ順に紹介しました。
順位付けしましたが個人的なものなので全口座開設するという方は気にしないでください。もし必要最低限で良いという方は、松井証券、野村證券などから優先的に口座開設していくと良いと思います。
いずれにせよ資金不要でIPOに申し込めるのは少額投資家にとっては有利な条件です。
優先的に口座開設すべき証券会社とも言えますので少額投資家の方はぜひ口座開設しておきたいところです。
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