野村證券は日本の大手証券会社の一つです。
ここでは野村證券のIPOルールや抽選方法に加え、手数料などの情報を提供します。
もくじ
IPO情報
口座開設数
約532万口座(2018年時点)
口座開設数は少ないほうが有利です。口座開設数が多い証券会社はそれだけライバルが多いのでIPO当選確率に影響を与えます。
野村證券は日本一の開設口座数を誇ります。IPO投資についてはライバルがかなり多く非常に不利と言えるでしょう。
IPO取扱実績
過去のIPO取扱実績
上場年 | 幹事 |
2018 | 37(23) |
2017 | 38(27) |
2016 | 30(18) |
2015 | 44(28) |
2014 | 49(26) |
※REIT、インフラは除く、()内は主幹事数
IPO取扱銘柄は多いほど抽選機会が増えるためIPO当選回数に影響を与えます。
野村證券のIPO取扱銘柄は例年多く、主幹事がかなり多いため非常に有利と言えます。
抽選配分率
10%
抽選配分率は当選確率に影響を与えます。高いほうが当選しやすくなるため有利になります。
野村證券の抽選配分率は10%です。通常、大手証券会社の抽選配分率は大体10%程度なので普通の抽選配分率と言えます。
抽選方法
完全平等抽選
野村證券は『一口座一口』の完全平等抽選を採用しているため資金量に関係なく当選確率は同じです。したがって資金量が少ない投資家にとっては有利な抽選方式です。
例えば、100株の申し込みをしても1000株の申し込みをしても当選確率は変わりません。基本的に当選するときは100株の当選になります。
また、当選後の購入辞退にペナルティーはありません。
入金の必要なタイミング
当選後の購入申込時
野村證券は当選または補欠当選後の購入申込時に購入資金の入金が必要になります。BB時点で資金は必要ありません。資金不要で抽選に参加できますから少額投資家にとっては有利な制度です。
資金拘束タイミング
購入申込時
当選後の購入申込時に資金拘束されます。
資金不要で抽選に参加できますから、同日にIPO抽選が複数ある場合でも関係なくすべてのIPO抽選を受けることができますので少額投資家には非常に有利です。
資金移動効率
21時までに出金指示を出せば翌営業日に出金されます。ただIPO投資に限れば抽選自体に資金不要で参加できますので資金の移動効率はそれほど重要ではありません。
野村カードを利用すればセブン銀行ATM等から入出金することも可能です。ゆうちょ銀行等でも利用できますが手数料がかかります。セブン銀行ATMであれば8時から21時まで(平日)無料で利用できますのでセブン銀行を利用すると良いでしょう。
入金はオンラインで無料で出来ますが、ネット銀行は利用できないところもあるので確認が必要です。メガバンクのネットバンキングは利用可能です。
取引手数料
野村證券には担当者と相談しながら取引をする『窓口相談コース(本・支店口座)』とネット・電話で自分で取引する『ネットと電話サポートコース(野村ネット&コール口座)』の2つの取引口座があります。
担当者からアドバイスや投資情報の提供を受けながら取引できる店頭証券ならではのサービスも提供してますが、取引手数料が高いので長期投資を行う方以外は利用しづらいでしょう。
野村ネット&コールの取引手数料はインターネットでの取引では150円~なので他の大手店頭証券と比較すると安いほうではないでしょうか。
捕捉
口座開設手数料、口座維持手数料は無料です。
総評
野村證券はIPO投資に限って言えば、口座開設数が多いのでライバルも多く不利とも言えますが、大手店頭証券のため主幹事になることも多く、当選確率は割と高くなります。
IPO投資をするのであれば、主幹事の多い大手店頭証券の口座開設は必須と言えます。さらにIPO抽選に資金不要で参加できる証券会社は貴重ですので、ぜひ口座開設しておきたいところです。
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