むさし証券(トレジャーネット)は2010年にそしあす証券と武蔵証券が合併し誕生しました。商号変更や合併を経てはいますが、2019年で創業100周年という老舗証券会社でもあります。
トレジャーネットはむさし証券のインターネット証券サービスです。
ここではむさし証券(トレジャーネット)のIPOルールや抽選方法に加え、手数料などの情報を提供します。
もくじ
IPO情報
口座開設数
不明(2018年時点)
口座開設数は少ないほうが有利です。口座開設数が多い証券会社はそれだけライバルが多いのでIPO当選確率に影響を与えます。
むさし証券(トレジャーネット)の開設口座数の正確な口座数は不明ですが、大手証券会社と比較するとかなり少ないと思いますのでライバルも少なく有利と言えるでしょう。
IPO取扱実績
過去のIPO取扱実績(委託幹事を含む)
上場年 | 幹事 |
2018 | 12(0) |
2017 | 6(0) |
2016 | 9(0) |
2015 | 13(0) |
2014 | 6(0) |
※REIT、インフラは除く、()内は主幹事数
IPO取扱銘柄は多いほど抽選機会が増えるためIPO当選回数に影響を与えます。
むさし証券(トレジャーネット)のIPO取扱銘柄数はそれほど多くはないので有利とは言えませんが、毎年10銘柄前後の取り扱いがありますので無視もできない証券会社といった位置づけです。
抽選配分率
10%
抽選配分率は当選確率に影響を与えます。高いほうが当選しやすくなるため有利になります。
むさし証券(トレジャーネット)の抽選配分率は10%です。大手証券会社の抽選配分率は10%程度なので普通ですが、大手証券会社のように主幹事になることはほぼないため、配分枚数で考えると不利と言えます。
抽選方法
完全平等抽選
むさし証券(トレジャーネット)は『一口座一口』の完全平等抽選を採用しているため資金量に関係なく当選確率は同じです。したがって資金量が少ない投資家にとっては有利な抽選方式です。
例えば、100株の申し込みをしても1000株の申し込みをしても当選確率は変わりません。基本的に当選するときは100株の当選になります。
また、当選後の購入辞退にペナルティーはありません。
入金の必要なタイミング
当選後の購入申込時
むさし証券(トレジャーネット)は当選または補欠当選後の購入申込時に購入資金が必要になりますのでBB時点で資金は必要ありません。資金不要で抽選に参加できますから少額投資家にとっては有利な制度です。
資金拘束タイミング
購入申込時
当選後または補欠当選後の購入申込時に資金拘束されます。
資金不要で抽選に参加できますから、同日にIPO抽選が複数ある場合でも関係なくすべてのIPO抽選を受けることができますので少額投資家には非常に有利です。
資金移動効率
15時までに出金指示を出せば翌営業日に出金されます。ただIPO投資に限れば抽選自体に資金不要で参加できますので資金の移動効率はそれほど重要ではありません。
無料で入金が出来るネットバンク入金は、リアルタイムで反映されます。利用可能な金融機関はみずほ銀行を除くメガバンク、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行等が利用可能です。
比較的利用可能な金融機関が多いため困ることはないかと思いますが、みずほ銀行は利用できないため注意が必要です。
取引手数料
むさし証券(トレジャーネット)の株式売買手数料は注文ごとの約定代金で手数料が決まる『トレジャースタンダード』と1日の約定代金合計で手数料が決まる『トレジャーボックス』の2つの手数料プランがあります。『トレジャーボックス』は現物・制度信用・一般信用取引の約定代金が合算されます。
プラン変更は16時までの申込で翌営業日から変更することができます。
『トレジャースタンダード』の手数料は現物・信用どちらも同じ料金で81円(税込み)~です。『トレジャーボックス』は1,296円(税込み)~です。また制度信用買方金利1.35%というのは業界最安値水準ですね。
『トレジャースタンダード』の手数料はかなり安い水準だと思います。『トレジャーボックス』は若干高いイメージがありますが、IPO投資であれば『トレジャースタンダード』にしておくのが良いでしょう。
捕捉
口座開設手数料、口座維持手数料は無料です。
総評
むさし証券(トレジャーネット)はIPO投資に限って言えば開設口座数はおそらくかなり少なく穴場と言えます。抽選資金不要で資金拘束が株式購入時までないのは少額投資家にとっては魅力ですね。
IPO取扱実績は多いとは言えませんが毎年10銘柄前後の取り扱いがあります。完全平等抽選を採用していて抽選資金不要でIPO当選が狙える証券会社は少額投資家にとって貴重な証券会社ですし抽選機会を増やす意味では口座開設をしておきたいところです。
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