SMBC日興証券の新サービス『IPO優遇特典』の詳細と攻略法を解説!

SMBC日興証券のダイレクトコース限定で新たに『ステージ別抽選』というIPO優遇制度が導入されました。

2019年2月25日から開始しているので3月のIPOでこの優遇制度の恩恵を受ける当選者が出てくるでしょうか。

今回はこの新たに導入されたSMBC日興証券のIPO『ステージ別抽選』について概要とステージの上げ方などを解説します。

 

ステージ別抽選とは?

『ステージ別抽選』とはダイレクトコースで通常のIPO抽選の結果、落選した人を対象に行われる抽選で、対象者の資産残高等に応じた4つのステージ別に当選確率が最大で25倍に変動する特徴があります。

ステージがブロンズからプラチナに上がる程、抽選票数が多くなるのでその分、当選する確率も上がります。

少額投資家だとシルバー以上のステージに上がるのは結構大変そうですね。頑張ってブロンズという感じでしょうか。

一見すると資産残高の多い人が当たりやすくなるので少額投資家には不利な抽選方式のようにも思えますが、実はそうでもないのです。

 

抽選配分率について

現在、SMBC日興証券のネット(イージートレード経由)でのIPO抽選配分率の目安は10%となってますが、これは『一口座一口』の完全平等抽選の抽選配分率ですよね。

今回新たに導入されるステージ別抽選はこの完全平等抽選の配分枠とは別に最大5%のIPO配分枠が新たに設けられます。

なので、完全平等抽選10%、ステージ抽選5%、店頭配分85%になり、店頭配分が90%から85%に変更されるということになります。

要するにネットからの配分が単純に最大5%増えるという事なので、決して不利になったというわけではないのです。

 

ステージの判定について

ステージ判定については以下の通りです。

  1. 毎月、『新規口座開設(3ヶ月以内)』、『預かり資産残高』、『信用取引建玉残高』の3つの条件の中から最も有利な条件を適用してステージを判定。
  2. ステージ毎の抽選票数が割り当てられ、ステージ別に抽選。(プラチナはブロンズに比べて25倍の当選確率)
  3. 『預かり資産残高』、『信用取引建玉残高』は直近3ヶ月の月末平均残高で計算。
  4. バンク&トレードを利用していれば三井住友銀行口座の残高も『預かり資産残高』として合算して判定。

 

ステージの効率的な上げ方

ポイントとしては『預かり資産残高』と『信用取引建玉残高』は月末残高で判定するという事です。

したがって、月末の1日だけ残高があれば有効という事になりますから月末の1日だけSMBC日興証券に、またはバンク&トレードを利用して三井住友銀行に資金を集めるという方法が有効です。

ただし、月末の当日入金扱いになる必要がありますので注意して下さい。インターネット決済による入金の場合、当日入金扱いになるタイミングが金融機関によって異なります。

  • 三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行:16時までの手続完了分
  • みずほ銀行、ジャパンネット銀行:15時までの手続完了分
  • 三井住友銀行:14時50分までの手続完了分

 

さらに『信用取引建玉残高』であれば資金の3.3倍まで残高を増やすという方法も可能です。さすがに月末の1日だけであっても信用全力で保有するのはかなり危険ですが、両建てすれば株価の変動リスクに対する問題は解決できます。

しかもSMBC日興証券の信用取引手数料は無料ですからコスト面でも基本2日分の金利、貸株料だけということになります。信用売りと信用買いの両建てなので逆日歩のリスクもありません。

ということはブロンズに上げるには約75万円、シルバーに上げるには約300万円、ゴールドに上げるには約900万円、プラチナに上げるには約1,500万円の現金が最低あれば当該ステージの権利を得られることになります。ただし、成行注文は拘束される金額が大きくなるため実際にはこれらよりも余裕を持った資金を用意するのが現実的です。

注意したいのは3ヶ月の月末平均残高ですので最低3ヶ月はこれを繰り返す必要があり、維持するには毎月行わなければなりません。ですが追加配分5%の枠で抽選が受けられるのはかなり有利かと思われます。

ではこれは可能なのか?実際に月末1,000万の入金をして3,000万円分の信用取引建玉残高を作ってみました。これを3ヶ月続ければゴールドステージになるという事になります。そして、この時点で3ヶ月の月末平均建玉残高1,000万は満たしますので、成立していれば、とりあえずシルバーステージにはなるはずです。

信用取引建玉3,000万

結果、無事にシルバーランクになりましたのでこの方法でステージを上げることが可能という事がわかります。

シルバーランク

 

3,000万円分の信用取引コストが金利、貸株料で月間3,000円程度かかりますのでこの点をどう考えるかがポイントになってきそうです。年間36,000円程度のコストが必要ですがIPO当選率がかなり高くなるのであれば問題ないレベルですがその点は現時点ではわかりません。

シルバーステージであれば3分の1の12,000円程度の年間コストで済みますし、ブロンズステージであれば年間3,000円程度です。この辺りは人それぞれの戦略によって変わってくるでしょう。

ブロンズステージであれば預かり資産残高でも十分達成可能な水準ですので無理に信用建玉を作る必要はないかとは思いますが、これも資金力によっては難しい方もいるでしょうから人それぞれです。

他に戦略として、IPOは年間を通して平均的に取り扱われるものでもありませんよね。3月や12月などのIPO取扱銘柄数が急増する時期だけステージを上げるという方法も有効な戦略でしょう。

また、月末に条件を満たしても判定日は翌月の3営業日目の夜間なので実際に反映されるには数日のタイムラグがあります。ステージが適用されるのもそれからですのでスケジュール管理には若干の注意が必要です。

そして、新規口座開設者は3ヶ月ブロンズステージとなる特典がありますので、この点はこれから口座開設する人にとっては有利ですね。

 

まとめ

今回、新たに導入された『ステージ別抽選』というIPO優遇制度ですが、従来の抽選方式は維持され、変更はありませんので少額投資家が不利になるということはありません。

しいて言いうなら今回の口座開設特典(3ヶ月ブロンズステージ)によって口座開設者が増えてその分、当初当選枠での当選確率が低くなるといったデメリットは考えられます。

しかし、うまく資金を利用すれば少額投資家でもブロンズ昇格はそれほど難しくはないでしょうから、単純に5%分の抽選枠が増えると思えば全体としてはむしろ有利になると考えられます。

今回はIPO投資家にとっては朗報と考えて良さそうです。

 

SMBC日興証券の基本情報はこちらでご確認ください。

SMBC日興証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019.01.23

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