楽天証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

楽天証券はインターネット専業の証券会社で、取引手数料は0円からというインターネット証券業界で最安値水準の手数料体系を提供しています。

IPOについても取扱数は少なめですが、抽選配分率100%で幹事入りすればそれなりに当選が期待できる証券会社の一つです。

IPOは後期抽選型という特徴もあり、IPO当選倍率を公開するユニークな証券会社でもあります。

ここでは楽天証券のIPOルールや抽選方法に加え、手数料などの情報を提供します。

 

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IPO情報

口座開設数

約261万口座(2018年時点)

口座開設数は少ないほうが有利です。口座開設数が多い証券会社はそれだけライバルが多いのでIPO当選確率に影響を与えます。

楽天証券の開設口座数はとても多いのでIPO投資についてはライバルが非常に多く不利と言えます。

 

IPO取扱実績

過去のIPO取扱実績

上場年 幹事
2018 11(0)
2017 4(0)
2016 8(0)
2015 10(0)
2014 2(0)

※REIT、インフラは除く、()内は主幹事数

IPO取扱銘柄は多いほど抽選機会が増えるためIPO当選回数に影響を与えます。

楽天証券のIPO取扱銘柄は例年多いとは言えませんが、10銘柄を超える年もあります。基本、主幹事はありませんが、平幹事でも意外と配分枚数も多かったりもします。後期抽選型の証券会社でもある事やいきなり幹事入りすることもあるので口座開設数の割には穴場の証券会社とも言えそうです。

 

抽選配分率

100%

抽選配分率は当選確率に影響を与えます。高いほうが当選しやすくなるため有利になります。

楽天証券の抽選配分率は100%です。大手証券会社の抽選配分率は10%程度なので非常に有利です。

 

抽選方法

資金量に応じた平等抽選

楽天証券は申込株式数に比例して抽選されるため資金量が多い人ほど有利な抽選方式です。例えば、100株の申し込みよりも1000株の申し込みの方が10倍当たりやすくなります。

※ただし、最近は申し込み上限自体が100株の事が多いため資金量による差はなくなっていると言えます。

楽天証券は他の証券会社よりも抽選日が遅い後期抽選型の証券会社ですので性質上、購入辞退はできません。当選したら必ず購入することになります。

 

入金の必要なタイミング

BB時

楽天証券はBB時点で資金が必要になります。BB時点で資金が必要になるので資金効率の点は若干不利です。

ただし、BB後には出金することも可能です。

 

資金拘束タイミング

購入申込時

BB後の購入申込時に資金拘束されます。

後期抽選型の証券会社は購入申込後に抽選が行われます。したがって同日にIPO抽選が複数ある場合は同じ資金で重複して抽選を受けることができませんので資金効率が悪く非常に不利です。

 

資金移動効率

15時30分までに出金指示を出せば翌営業日に出金されます。したがってIPO抽選日の翌日に資金移動できないため資金移動効率は悪く若干不利と言えるでしょう。

なお、楽天銀行の口座をお持ちであれば口座連携サービス『マネーブリッジ』に登録することで入出金が簡単にできるようになりますよ。

入金については無料のリアルタイム入金を利用可能な金融機関が多いのであまり困ることはないでしょう。

 

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取引手数料

 

手数料は、注文ごとの約定代金で手数料が決まる『超割コース』と1日の約定代金合計で手数料が決まる『いちにち定額コース』の2つのコースがあります。

手数料コースは毎営業日変更することが可能です。

超割コースは手数料54円~、いちにち定額コースは一日の約定代金合計50万円以下は無料で取引できます。

取引手数料は他社と比較しても業界最安値水準です。いちにち定額コース、一日の約定代金合計50万円以下取引手数料無料は少額投資家にとって嬉しいサービスですね。

 

他にも『いちにち信用取引』というサービスもあり、当日中に返済をすれば売買手数料は無料です。デイトレードに特化したサービスですね。

さらに1約定あたりの売買代金が100万円以上だと金利、貸株料ともに無料になるという事なので、100万円以上でのデイトレードであれば完全に無料という事になります。

また、日計り取引片道手数料無料というデイトレード割といったサービスもありまして、これを利用すれば立会外分売などを当日に売却する際は手数料無料で売却できるので大きな効果を発揮します。

 

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捕捉

 

楽天証券はIPO抽選後期型の証券会社ですのでIPO抽選前期型の証券会社のIPO抽選の落選後に資金を移動すれば抽選機会を増やすこともできます。

一度、BB時に資金が必要になりますが、BB後に出金可能ですので出金してIPO抽選前期型の証券会社に資金を移動します。購入申込時までに再び資金が必要になりますので、IPO抽選前期型の証券会社のIPO抽選の結果がわかり次第、楽天証券の購入申込時までに資金を戻せばIPO抽選に参加可能です。

楽天銀行と口座連携サービス『マネーブリッジ』を利用すれば入出金はすぐにできますので便利です。

 

楽天証券はIPO抽選倍率を公開している証券会社です。

口座開設手数料、口座維持手数料は無料です。

 

総評

 

楽天証券はIPO投資に限って言えば開設口座数は多いのですが、抽選配分率100%で最近は100株上限で実質的に完全平等抽選ですので悪くありません。

例年のIPO取扱数もそれほど多くはないですが、後期抽選型ということもあって意外と申込忘れがあったりするので何気に穴場だったりもします。

抽選機会を増やす意味では口座開設はしておいても良いと思いますね。

 

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