9月の株主優待権利日は3月に次いで多い月です。さらに8月に続き今月も逆日歩が1日ですからいつもは回避する優待銘柄も最高逆日歩を考慮してクロス取引できる可能性もありますね。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽だし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。
今年の3月にも最高逆日歩を食らってますし逆日歩を完全に回避するのは非常に難しいことではあります。
優待クロス取引は金額的には小さいですが毎月末に実施できますので年間ベースだとそこそこな金額になります。それでは今月も備忘のため記録しておきます。
もくじ
9月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 257円 |
貸株料(2日分)※3 | 237円 |
逆日歩(1日分) | 8,025円 |
取得優待価値※4 | 24,596円 |
配当落調整金考慮※5 | 4,012円 |
利益相当額 | +20,089円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約375万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約375万円×貸株料率1.15%÷365日×2日
※4 金券等23,440円分×90%+商品等7000円分×50%
※5 予想配当金合計26,750円×約15%=4,012円(4,012円-※2-※3-逆日歩=-4,507円、損失なので税金考慮不要)
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
制度信用取引で優待クロスする上では意外と重要ですので興味があればこちらで確認してみてください。
まとめ
9月の優待クロスは26銘柄で昨年の9月とほぼ変わらずでした。結果は逆日歩は多かったものの全銘柄でプラスになってます。逆日歩1日で予定外の逆日歩が付くことが少ないのが大きいですね。
来月10月は優待権利日が少ないので取得は数銘柄になるかと思いますが、コツコツ取れるところは取ろうと思います。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBIは10/1から1日約定代金100万円まで、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金50万円までの手数料が無料です。楽天は12月から100万円まで無料となる予定だそうです。この枠を利用すると手数料が節約できますね。特にSBIは現物枠と制度信用枠、一般信用枠それぞれで100万円ですので合計最大300万円まで無料になるようですからより使いやすそうです。