12月は優待権利日が多い月でもあり、IPOも多い月でもあります。なので12月は結構忙しくて株主優待銘柄を吟味するのも結構大変ですね。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。ただ私は一般信用取引は在庫争奪戦がかなり熾烈なので基本やりません。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽だし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。また12月の逆日歩は多くなりやすく今年も5日の逆日歩が付くので注意です。
昨年の12月はすべて制度信用取引のみでクロス取引して比較的うまくいったのですが今年は。。
それでは今年最後12月の優待クロス取引の結果を備忘のため記録しておきます。
もくじ
12月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 311円 |
貸株料(6日分)※3 | 1078円 |
逆日歩(5日分) | 28,875円 |
取得優待価値※4 | 30,354円 |
配当落調整金考慮※5 | 9,127円 |
利益相当額 | +9,217円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約454万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約570万円×貸株料率1.15%÷365日×6日
※4 金券等27,560円分×90%+商品等11,100円分×50%
※5 予想配当金合計60,850円×約15%=9,127円(9,127円-※2-※3-逆日歩=-21,137円、損失なので税金考慮不要)
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
12月の優待クロスは29銘柄でほぼ全て制度信用取引でクロス取引しました。今回はかなりの逆日歩を食らいましたが、もしかしたら今後はこの逆日歩を回避するのは難しいかもしれません。
なんとか損はしなかったものの明らかに年々優位性がなくなり難しくなってきている気がします。
話はそれますが、IPOなんかも数年前と比較すると明らかに当たりにくくなってます。IPOの情報サイトは自分たちの首を絞めることになるのであまり広めてほしくはないものですが。。まぁIPOの情報サイトは情報提供することでお金を稼いでいるのでIPOで稼げなくなっても別に構わないのでしょうけど。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金によっては手数料が無料になるので、この枠を利用するのも悪くないと思います。特にSBIは現物枠と信用枠それぞれで計算されるので無料枠もその分を大きくなりより使いやすそうです。