8月の株主優待権利日は直近の6月と9月が多いのであまり多い印象ではないかもしれませんが、意外と多かったりします。しかも今月は逆日歩が1日ですので最高逆日歩を覚悟してもなお、お得な優待がある可能性もありますね。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽だし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。
今年の3月にも最高逆日歩を食らってますので回避するのは非常に難しいことではあります。
優待クロス取引は金額的には小さいですが毎月末に実施できますので年間ベースだとそこそこな金額になります。それでは今月も備忘のため記録しておきます。
もくじ
8月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 117円 |
貸株料(2日分)※3 | 108円 |
逆日歩(1日分) | 1,790円 |
取得優待価値※4 | 7,550円 |
配当落調整金考慮※5 | 2,037円 |
利益相当額 | +7,572円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約170万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約170万円×貸株料率1.15%÷365日×2日
※4 金券等4,500円分×90%+商品等7000円分×50%
※5 予想配当金合計13,625円×約15%=2,043円(2,043円-※2-※3-逆日歩=28円、利益なので税金考慮28円×約20%=6円)∴2,043円-6円=2037円
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
制度信用取引で優待クロスする上では意外と重要ですので興味があればこちらで確認してみてください。
まとめ
8月の優待クロスは11銘柄で6月よりも1銘柄多くなりましたが、結果は全銘柄でプラスで今月は上手くいったほうだと思います。。ちなみに7月は例年通り取得できそうなものがなかったのでクロス取引してません。
来月9月は優待権利日が3月の次に多い月ですので資金繰り含めて少し大変になりそうです。逆日歩日数もカレンダーを見る限りは1日ですので積極的に取りに行くかもしれません。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金50万円までの手数料が無料になりましたので、この枠を利用すると手数料が節約できます。特にSBIは現物枠と制度信用枠、一般信用枠それぞれで50万円らしいので合計最大150万円まで無料になるようですからより使いやすそうです。