6月の株主優待クロス取引の結果です。6月は比較的、優待が多い月ですよね。コツコツと取っていきたいと思います。
クロス取引の優待取りについてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、今は一般信用取引でのクロス取引という選択もあるので優待クロス取引は難しくなってきてますね。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越すのですが、この場合、逆日歩に気を付けなければいけません。。
優待の多い3月も少し大きめの逆日歩が付いてしまった銘柄もあるため、全体として損したわけではないのですが注意したいところです。
果たして6月の優待クロス取引の結果はどうなったのでしょうか。
もくじ
6月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 103円 |
貸株料(4日分)※3 | 189円 |
逆日歩(3日分) | 6,960円 |
取得優待価値※4 | 10,900円 |
配当落調整金考慮※5 | 3,655円 |
利益相当額 | +7,303円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約150万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約150万円×貸株料率1.15%÷365日×4日
※4 金券等11,000円分×90%+商品等2,000円分×50%
※5 予想配当金合計24,370円×約15%=3,655円(3,655円-※2-※3-逆日歩=-3,597円、損失なので税金考慮不要)
あまり気にしている人はいないかもしれませんが、実は制度信用取引でクロス取引すると配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
6月の優待クロスはすかいらーくなどで失敗しましたが、トータルでは優待価値含めて利益となりました。利益は少ないですが、毎月コツコツ取れるところは取っていきたいと思います。
やはり権利日に一般信用取引の在庫が残ってる場合、逆日歩がほとんど付かない説は間違いなさそうです。
最近は優待クロス取引は一般的になってきてますので難しくなってきてますが、この説を利用すれば制度信用取引のクロス取引の成功率は上がる気がします。
皆が優待に注目している中、優待なしの高配当株でクロス取引して配当落調整金で稼ぐって裏技も使えるかもしれませんね。
例えば今回のJTなら100株当たりで7,700円の配当が出る予定です。そのうち15%は差益になりますから1,155円の利益になります。逆日歩は100株当たり30円ですから差し引いても1,125円で税金考慮しても900円残ります。
仮に10,000株クロスすれば一日で90,000円利益になりますからね。研究が必要ですが優待なしの銘柄なら逆日歩ゼロでクロスできるかもしれません。この例だと利率は0.36%ですが、たった1日ですからね、悪くない気がします。
また優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。優待は今のところSMBC一択で良いかと思いますよ。