岡三オンライン証券は岡三証券グループのインターネット専門証券会社で、取引手数料は0円からというインターネット証券業界で最安値水準の手数料体系を提供しています。
IPOについても配分枚数は少ないですが、近年は毎年多くのIPOを取り扱っており、資金不要でIPO抽選に参加できることからIPO投資には必須の証券会社ではないでしょうか。
ここでは岡三オンライン証券のIPOルールや抽選方法に加え、手数料などの情報を提供します。
もくじ
IPO情報
口座開設数
約17万口座(2018年時点)
口座開設数は少ないほうが有利です。口座開設数が多い証券会社はそれだけライバルが多いのでIPO当選確率に影響を与えます。
岡三オンライン証券の開設口座数はかなり少ないのでIPO投資についてはライバルが少なく非常に有利です。今後IPO配分枚数が増えれば、さらに穴場となるでしょう。
IPO取扱実績
過去のIPO取扱実績
上場年 | 幹事 |
2018 | 47(0) |
2017 | 23(0) |
2016 | 6(0) |
2015 | 10(0) |
2014 | 11(0) |
※REIT、インフラは除く、()内は主幹事数
IPO取扱銘柄は多いほど抽選機会が増えるためIPO当選回数に影響を与えます。
岡三オンライン証券は近年IPO取扱銘柄が急増しています。2018年の取扱実績は47社とかなり多く有利と言えます。
抽選配分率
100%
抽選配分率は当選確率に影響を与えます。高いほうが当選しやすくなるため有利になります。
岡三オンライン証券の抽選配分率は100%です。大手証券会社の抽選配分率は10%程度なので非常に有利です。
抽選方法
取引量に応じた平等抽選
岡三オンライン証券は取引量に応じたステージ制を導入しており、過去の取引実績に応じてIPO抽選回数が増える抽選システムです。
具体的な抽選回数は『ステージS』が3回、『ステージA』が2回、『ステージB』は1回のみの抽選となってます。
ステージA以上になる条件は結構厳しいため少額投資家には不利と言えるでしょう。
ですが全ての投資家に1回の抽選チャンス(ステージB)はあります。当選する可能性はありますので積極的に狙っていきたいところです。
当選後の購入辞退にペナルティーはありません。
入金の必要なタイミング
当選後の購入申込時
岡三オンライン証券は当選または補欠当選後の購入申込時に購入資金の入金が必要になります。BB時点で資金は必要ありません。資金不要で抽選に参加できますから少額投資家にとっては有利な制度です。
資金拘束タイミング
購入申込時
当選後の購入申込時に資金拘束されます。
資金不要で抽選に参加できますから、同日にIPO抽選が複数ある場合でも関係なくすべてのIPO抽選を受けることができますので少額投資家には非常に有利です。
資金移動効率
15時30分までに出金指示を出せば翌営業日に出金されます。ただIPO投資に限れば抽選自体に資金不要で参加できますので資金の移動効率はそれほど重要ではありません。
無料で入金できる即時入金サービスも利用可能な金融機関が多いので困ることはないでしょう。
取引手数料
手数料は、注文ごとの約定代金で手数料が決まる『ワンショット』と1日の約定代金合計で手数料が決まる『定額プラン』の2つのプランがあります。
2つのプランは1日ごとに変更することが可能です。
ワンショットは手数料99円~、定額プランは一日の約定代金合計50万円以下は無料で取引できます。
取引手数料は他社と比較しても業界最安値水準です。そして岡三オンライン証券の最大の魅力は1日の約定代金合計50万円以下の場合は取引手数料無料という点です。
さらに、現物株式と信用取引で1日の約定代金合計を別々に計算するので、それぞれ50万円ずつ合計100万円まで無料で取引できることになるのです。
これを応用すれば、信用取引で50万円分の信用買いを現引きすることにより、現物取引50万円を含めた1日最高100万円までの現物株式を実質取引手数料無料で購入することも可能です。
他にも現物買い50万円と信用売り50万円のクロス取引を行えば取引手数料無料で株主優待クロス取引も可能ですね。
クロス取引による株主優待タダ取りについてはこちらを参考にしてみてください。
捕捉
口座開設手数料、口座維持手数料は無料です。
総評
岡三オンライン証券はIPO投資に限って言えば開設口座数がまだ少なく穴場と言えます。抽選資金が不要な点も魅力です。
IPOの取り扱いは2013年からですが、取扱数は年々増えており、2018年は90社の上場のうち47社ですから50%以上を取り扱ったことになります。
岡三オンライン証券への配分自体が少ないので当選確率は低いかと思いますが、抽選資金不要の貴重な証券会社ですのでIPOの抽選機会を増やす意味では口座開設しておきたいところです。
私はIPO投資以外にも現物日本株で中期的なシステムトレードを行っていますが、この50万円以下手数料無料のサービスを活用し、手数料負担を減らしています。
株式投資をする上で手数料が無料なのはかなり大きいのでIPO投資というよりも通常のメイン口座として利用するのにもおすすめできる証券会社です。
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