岡三証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

岡三証券は岡三証券グループの証券会社で、インターネット専門証券会社の岡三オンライン証券と同じグループ会社です。

インターネット専門の岡三オンライン証券と違い、手数料も高いのであまりネットでは利用しにくい証券会社でありますがIPOは毎年そこそこの取り扱いがあります。

ここでは岡三証券のIPOルールや抽選方法に加え、手数料などの情報を提供します。

 

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IPO情報

口座開設数

約50万口座(2018年時点)

口座開設数は少ないほうが有利です。口座開設数が多い証券会社はそれだけライバルが多いのでIPO当選確率に影響を与えます。

岡三証券の開設口座数はそれほど多くはないのでIPO投資についてはライバルが少なく有利と言えます。

 

IPO取扱実績

過去のIPO取扱実績

上場年 幹事
2018 47(1)
2017 35(4)
2016 29(0)
2015 42(6)
2014 29(0)

※REIT、インフラは除く、()内は主幹事数

IPO取扱銘柄は多いほど抽選機会が増えるためIPO当選回数に影響を与えます。

岡三証券のIPO取扱銘柄は例年多く、主幹事を務めることもあるので有利と言えます。

 

抽選配分率

10%

抽選配分率は当選確率に影響を与えます。高いほうが当選しやすくなるため有利になります。

岡三証券の抽選配分率は10%です。通常、大手証券会社の抽選配分率は大体10%程度なので普通の抽選配分率と言えますが、大手と比較すると口座数が少ないため若干有利ではないでしょうか。

 

抽選方法

完全平等抽選

岡三証券は『一口座一口』の完全平等抽選を採用しているため資金量に関係なく当選確率は同じです。したがって資金量が少ない投資家にとっては有利な抽選方式です。

例えば、100株の申し込みをしても1000株の申し込みをしても当選確率は変わりません。基本的に当選するときは100株の当選になります。

また、岡三証券は当選後の購入辞退にペナルティーがあります。申し込み期日も1日と短いので注意して下さい。

ペナルティーの内容についての詳しい記載がありませんが、『よくある質問』の中で「当選した株式の、購入申込の辞退をした場合、当選株式数未満の購入申込をした場合、購入申込日に購入手続きが行われない場合、以降の岡三のオンライントレードを利用したお申込を受付けない場合があります。」と記載がありますのでペナルティーを受けるとそれ以降のIPOに一切申し込めない可能性があります。

 

入金の必要なタイミング

BB時

岡三証券はBB時点で資金が必要になります。BB時点で資金が必要になるので資金効率の点は若干不利です。

 

資金拘束タイミング

購入申込時

当選後の購入申込時まで資金拘束されませんから、同日にIPO抽選が複数ある場合でも同じ資金で重複してIPO抽選を受けることができますので資金効率が良く少額投資家には非常に有利です。

 

資金移動効率

岡三証券にはネットでの即時入金サービスなどは無く、カードか振込での入出金となります。振込の場合、振込手数料は岡三証券負担なのですが取扱店まで連絡する必要があったりと少々面倒です。

その点、岡三カードを使用すればコンビニや銀行で簡単に入出金できますので入出金はカードがおすすめです。セブン銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などで利用可能で手数料も無料です。

少々資金の移動効率は悪いので常に一定額を入れておくのも良いかもしれません。

 

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取引手数料

 

岡三証券は『支店口座』、『通信取引口座』、『オンライントレード』の3つの取引チャネルがありますが、一番安い『オンライントレード』でも約定代金100万円以下で約定代金の0.621%の手数料が取られます。

最低手数料も1,944円からですのでIPO以外で取引するには少々厳しいかなと思います。通常取引する際には同グループの岡三オンライン証券の方が手数料は安く使いやすいのでもし利用するなら岡三オンライン証券をおすすめします。

 

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捕捉

 

岡三カードの1日の出金限度額は最大200万円です。入金額に制限はありません。利用時間は平日8時~21時、土曜日9時~17時、日曜、祝日12月31日~1月3日は利用できません。

振込を利用した場合の入出金額に限度額はありません。

口座開設手数料、口座維持手数料は無料です。

 

総評

 

岡三証券は中堅証券会社ですが、IPO投資に限って言えば、IPO取扱数が多く、口座開設数はそれほど多くないので意外と有利かと思います。

ただし、資金の移動が面倒なのと、当選後の購入辞退にペナルティーがあります。当選後の申込期間も短いので意図しない当選辞退によりペナルティーを受けてしまう可能性もありますのでその点は気を付ける必要がありそうです。

取引手数料も高いですが、IPOによってはそれ以上の利益になる可能性は高いですから、IPO投資に限定すればそれほど気にする必要はないでしょう。

IPO投資をするのであれば、抽選機会は増やしておきたいところです。岡三証券は完全平等抽選で重複抽選もできるので少額投資家にはおすすめです。

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