6月は優待権利日がそこそこ多い月になります。5月は失敗しましたので6月はしっかりと権利取りしていきたいところです。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。ただ私は一般信用取引は在庫争奪戦があったりと資金拘束期間が長くなることもあって基本やりません。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽だし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。5月は最高逆日歩を食らい月単位では初めて損失を出してしまいました。優待クロスの銘柄も少なかったとはいえ気を付けたいところです。
それでは今月も優待クロス取引の結果を備忘のため記録しておきます。
もくじ
6月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 62円 |
貸株料(2日分)※3 | 56円 |
逆日歩(1日分) | 725円 |
取得優待価値※4 | 2,700円 |
配当落調整金考慮※5 | 973円 |
利益相当額 | +2,830円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約90万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約90万円×貸株料率1.15%÷365日×2日
※4 金券等3,000円分×90%+商品等0円分×50%
※5 予想配当金合計7,079円×約15%=1,061円(1,061円-※2-※3-逆日歩=218円、利益なので税金考慮218円×約20%=88円)∴1,061円-88円=973円
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
6月の優待クロスは4銘柄で全て制度信用で取引しました。結果として大きな逆日歩は付かずに配当差益が金利、貸株料、逆日歩の合計を超えたので制度信用の強みを生かせたかと思います。結果として回避した銘柄も権利取りして大丈夫でしたがこれは結果論ですし仕方ないかなと思っています。なにより毎月コツコツと損失にならないようにしないと意味がないので5月のようなことがないように負けないことを優先しました。
7月は優待権利日が少ないのでどうでしょうか。毎年7月は優待クロスをしてないので検討はしますがやらない可能性が高そうです。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金によっては手数料が無料になるので、この枠を利用するのも悪くないと思います。特にSBIは現物枠と信用枠それぞれで計算されるので無料枠もその分大きくなりより使いやすそうです。