2月は優待権利日があまりありませんが、3月上場のIPOに資金拘束される時期でもあるので意外と大変です。
またこの週は新型コロナの影響で株式市場は大暴落しました。保有株がめちゃくちゃ痛んでいる中、大きな利益を望めない優待クロスの作業を行うのは苦痛だったりしますが。。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、今は一般信用取引でのクロス取引という選択もあるので優待クロス取引は難しくなってきてます。
一般信用取引の方が逆日歩が付かないので今は人気のようですね。ただ最近は少し過熱しすぎているようにも感じていて人気のある銘柄は在庫争奪戦を権利日の1ヶ月前とかから行っているような状態です。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。
そんな大暴落の中、今年2月の優待クロス取引の結果はどうなったでしょうか。
もくじ
2月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 116円 |
貸株料(4日分)※3 | 316円 |
逆日歩(3日分) | 2,205円 |
取得優待価値※4 | 9,342円 |
配当落調整金考慮※5 | 1,965円 |
利益相当額 | +8,670円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約170万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約170万円×貸株料率1.15%÷365日×4日
※4 金券等10,380円分×90%
※5 予想配当金合計13,100円×約15%=1,965円(1,965円-※2-※3-逆日歩=-672円、損失なので税金考慮不要)
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
2月の優待クロスは7銘柄で全て制度信用取引でクロス取引しました。逆日歩はありましたがトータルでは投資額に対して0.5%程度の優待利益になったようです。
来月は3月ですので優待権利銘柄が多いですね。優待クロスは現物で持つ必要があるので現金が必要です。来月は少し資金を用意しないといけないので忙しくなりそうです。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金50万円までの手数料が無料になりましたので、この枠を利用するのも悪くないと思います。特にSBIは現物枠と信用枠それぞれで50万円らしいので合計最大100万円まで無料になりますからより使いやすそうです。