立会外分売について過去の実績検証や実践方法、使える証券会社を紹介!

IPO投資はよくローリスクミドルリターンなんて言われていたりしますよね。おそらく当選した時の一撃の利益が大きいからだと思われます。

ただ、IPO投資を実践している人は痛感するかと思いますが、なかなか当たらないんですよね。大きな利益の期待できる銘柄だとなおさらです。大変な割には年間ベースでさほど利益が出ないので実際はローリスクローリターンだなぁと個人的には思ったりもします。

他にも立会外分売やPOなどがありますが、これらもローリスクでリターンが得られる点はIPOと似ています。違うのはIPOよりは当選しやすいけど一度に得られる利益は小さいといった点ですかね。

そこで今回は比較的簡単な立会外分売の概要と過去の実績や実践方法、取扱証券会社について解説したいと思います。

 

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立会外分売とは

立会外分売とは証券取引所の取引時間外で行う取引のことを言います。主に大株主が所有する株式を売却する場合などに利用されます。

通常、株式の売買は証券取引所の取引時間内で行われますが、いきなり大量の株式を売りに出すと大きく値下がり混乱を招く可能性があるためこのような方法が取られます。

立会外分売の目的

立会外分売の目的は色々あるかと思いますが主に次の3点です。

  1. 株主数の増加
  2. 流動性の改善
  3. 大株主の利益確定

 

株主数の増加

株主数の増加が目的の場合、基本的には一部上場などの昇格条件を満たすために行われているケースが多いです。

一部上場企業になるためには様々な条件があるのですが、その中に株主数が2,200人以上という条件があってそれを満たすために立会外分売が利用されたりします。

立会外分売の目的が一部上場を目指すためのものであり、こういった立会外分売は好感される傾向にあります。

流動性の改善

他にも流動性を改善し市場で株式を売買しやすくする目的で行われる場合もあります。流動性が低いと板がスカスカで買いたくてもなかなか買いたい価格で買えなかったりしますし、売りたくてもかなり価格が下がってしまって売るのを躊躇してしまったりと思うような価格で売買できないケースが多くなります。

大株主が株式を売却して市場に出回る株式が増えて流動性が高まると売買が活発になりますので株主が思うような価格で売買しやすくなります。

大株主の利益確定

あとは大株主が利益確定をしたい場合も考えられます。市場で売却すると大きく株価が下がってしまいますから立会外分売を利用して売り抜けるというケースです。

この場合は既存株主や立会外分売で株を購入する人にとってはあまりメリットがないと言えます。

ただ、立会外分売は実施の目的が開示されますが、例えばそこに『株価が大きく値上がりして割高になったので利益を確定させたいため』など正直に書とたぶん売れなくなるので当然そのような記載はされません。

『分布状況改善および流動性向上を目的とする』といったようなことが記載されていてはいても実際は大株主の利益確定売りを目的としている場合もあると思います。実施の目的が一部上場要件などに触れていない場合などは特に注意が必要かもしれません。

立会外分売のメリット

立会外分売のメリットは主に次の2点です。

  1. 前日終値より安く買える
  2. 買付手数料が無料

立会外分売は分売実施日の前日終値よりも2%~5%程度安く買う事ができるうえ、買付手数料も無料なので利益になる可能性が高いと言えます。

注意点

立会外分売はIPOと同様に必ず購入できるというわけではなく応募者が多ければ抽選となります。

証券会社により異なりますが注文できる期間が分売日前日の午後6時頃から分売日当日の朝8時30分頃までとかなり短いです。

当選がわかるのも分売日当日の8時50分頃で寄り付きで売却したい場合は9時までに当落を確認して売り注文を出さなければなりません。

ちなみに立会外分売は買付手数料が無料ですが、売却する際には各証券会社で定められている手数料がかかります。

また、2%~5%ほど安く買えたとしてもそれ以上に株価の下落があれば当然のことながら損失になります。

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過去の実績

実際に儲かるのかどうかの検証も兼ねて過去の実績を表にまとめてみました。

  銘柄数 勝率 利益率 利益合計
2019 105 (91) 86.7% 1.63% 265,000円
2018 129 (90) 69.8% 1.06% 114,300円
2017 133 (113) 85.0% 1.96% 403,300円
2016 92 (65) 70.1% 1.37% 114,100円
2015 102 (81) 79.4% 1.33% 156,800円

※銘柄数()は寄り付き>分売価格、勝率は寄り付きで売却した場合、利益率は全銘柄の単純平均、利益合計は全銘柄100株購入し寄り付きで売却した場合。

直近数年では約80%程度の勝率で利益率は約1.5%、1銘柄当たりの平均利益は約2,000円といった感じでした。

結論として、やはり立会外分売で株式を購入する事は有利であると言えます。

また、これは対象が全銘柄なのでこの中から期待値の高い銘柄だけに絞れば、勝率、利益率、平均利益はさらに上がると思います。

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実践方法

立会外分売の流れは基本的に以下のようになるかと思います。

1、立会外分売のスケジュールを確認する。

私が良く利用しているサイトがありますのでこちらを紹介しておきます。

銘柄についての詳細や利益が出やすい銘柄かどうかのコメントもありますので参考にすると良いと思います。

2、各証券会社の申込期限までに立会外分売の申し込みを行う。

証券会社によって申込期限が異なりますので注意してください。下記で証券会社別に記載しています。

3、分売日当日の寄り付き前に当落の確認をする。

証券会社によって若干異なりますが、分売日当日の朝8時50分頃に証券口座を確認すると『約定』もしくは『出来ず』などで表示されています。約定していれば当選です。設定すればメールなどでお知らせしてくれる証券会社もあります。

4、売り注文を出す。

約定が確認出来たら売り注文が出せる状態になってますので寄り付きで売却する場合はそのまま売り注文を出して約定すれば立会外分売での一連の取引は終了です。

戦略によっては少し保有して上がったところで売ったり、長期的にそのまま保有したりもできますのでその辺りは自己判断で臨機応変に対応しても良いかと思います。

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取引できる証券会社

立会外分売は全ての証券会社で取り扱っているわけではなく、取り扱いのある証券会社でも電話でなければ申し込めない証券会社があったり、申込期限が証券会社によって異なったりしますので注意してください。

それでは個人的におすすめな証券会社の順に紹介していきます。 ★の数はおすすめ度

楽天証券★★★★★

抽選は比例配分のようなので申込口数が多い方が当選する可能性は高くなるようです。ですが、個人的には一口の申込でもよく当選する印象があります。

申し込み締め切りは当日8時30分までなので少し余裕があります。日計り取引片道手数料無料で売却時にも手数料がかからないので立会外分売に非常に有利な証券会社と言えます。

楽天証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019年1月30日

松井証券★★★★★

抽選は比例配分ではないようなので1口の申込でも当選する確率は同じようです。個人的な感覚でもかなり当選する印象があります。

申し込み締め切りは当日8時30分までなので少し余裕があります。一日の約定代金50万円以下は手数料無料なので、ほとんどの分売は手数料無料で売却可能ですから立会外分売に非常に有利な証券会社と言えます。

松井証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019年1月20日

マネックス証券★★★★

抽選は比例配分ではないようなので1口の申込でも当選する確率は同じようです。個人的な感覚でもかなり当選する印象があります。

申し込み締め切りは当日8時20分までで少しだけ早いです。手数料は比較的安いですが、売却する際に手数料がかかるのは少し残念です。それでも当選しやすいため立会外分売に有利な証券会社と言えるでしょう。

マネックス証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019年1月18日

SBI証券★★★★

抽選は比例配分のようなので申込口数が多い方が当選する可能性は高くなるようです。楽天、松井、マネックスと比較すると当選しづらい印象があります。

申し込み締め切りは当日8時20分までで少しだけ早いです。若干当選しづらいのは残念ですが、一日の約定代金50万円以下は手数料無料で、ほとんどの分売は手数料無料で売却可能ですから立会外分売に有利な証券会社と言えるでしょう。

またSBI証券には立会外トレードという独自の分売があります。通常の立会外分売よりも当選しやすい感じはしますが少し条件面で不利なものが多いような気がしますので参加する際はその点は注意してください。

SBI証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019年1月17日

野村證券★★★

抽選は比例配分のようなので申込口数が多い方が当選する可能性は高くなるようです。楽天、松井、マネックスと比較すると当選しづらい印象があります。

申し込み締め切りは当日午前2時まででとても早く、朝の気配を確認してから申し込めないのは残念ですね。

それほど高くはありませんが売却時には手数料もかかりますので立会外分売について有利な証券会社とは言えないでしょう。

野村證券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019年1月22日

ライブスター証券★★

抽選は比例配分のようなので申込口数が多い方が当選する可能性は高くなるようです。個人的にはかなり当選しづらい印象があり、数えるほどしか当選したことがありません。

申し込み締め切りは当日8時30分までなので少し余裕があります。手数料は比較的安いですが売却する際に手数料がかかりますし当選しづらいので立会外分売について有利な証券会社とは言えないでしょう。

ライブスター証券のIPOルールや抽選方法、手数料など徹底解説!

2019年3月3日

丸三証券★

抽選は比例配分のようなので申込口数が多い方が当選する可能性は高くなるようです。口座数が少ないので当選しやすいのかなと思いましたが、今まで当選したことがありませんのであまり期待しない方が良さそうです。

申し込み締め切りも当日8時までで他の証券会社と比較して地味に早いですので朝の板状況を確認してから申し込むことはできません。さらに売却時には手数料がかかりますので立会外分売について特にメリットのある証券会社とは言えないでしょう。

電話で申し込みが必要な証券会社

これまで紹介してきたのはネットで申し込めますが一部の証券会社では取り扱いはあるものの電話で申し込める証券会社もあります。重要性は低いですが簡単に紹介します。

みずほ証券★

申し込み締め切りは当日8時20分ぐらいまでのようです。電話で申し込む必要があり売却時の手数料が高いので利用したことがありませんが、みずほ証券は信用取引手数料が無料になるので今後、貸借銘柄であれば利用できるかもしれません。

大和証券★

申し込み締め切りは当日8時20分ぐらいまでのようです。電話で申し込む必要があり売却時の手数料が高いので利用したことがありません。

まとめ

私も立会外分売は比較的申し込んでいますがIPOほど資金管理していないので資金に余裕があるときに申し込むという感じで資金の使い方として少し優先順位は低いですかね。

また立会外分売も必ず利益が出るわけではないので微妙な銘柄は回避したほうが良いケースもあるかと思います。

株式投資は基本的には自分で分析して売買意思決定をすべきですが、立会外分売は元々のリスクが低く、分析に掛ける時間ほど利益も出ませんから、立会外分売に関しては自己責任の上、他人の情報や意見に乗っかる形でも良いのかなと個人的には思っていますし、私もそうしています(笑)

それでもコツコツ申し込んでいるとなんだかんだ年間で数万円から10万程度の利益に私はなっていますので資金に余裕があれば実践してみても良いのではないでしょうか。

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