9月の優待権利日は結構多いですね。ただ今年はキャッシュが無くて昨年と比較するとクロスした銘柄は少なくなってしまったかと思います。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。ただ私は一般信用取引は在庫争奪戦があったりと資金拘束期間が長くなることもあって基本やりません。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽だし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。5月に初めて損失になってしまいましたがその後は持ち直し8月も無難に利益を出せました。
それでは今月も優待クロス取引の結果を備忘のため記録しておきます。
もくじ
9月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 173円 |
貸株料(2日分)※3 | 190円 |
逆日歩(1日分) | 2,780円 |
取得優待価値※4 | 13,388円 |
配当落調整金考慮※5 | 4,128円 |
利益相当額 | +14,373円 |
※1 SBI証券、楽天証券、手数料無料枠の利用とSMBC日興証券
※2 制度信用買い約250万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約300万円×貸株料率1.15%÷365日×2日
※4 金券等14,320円分×90%+商品等1,000円分×50%
※5 予想配当金合計29,170円×約15%=4,375円(4,375円-※2-※3-逆日歩=1,232円、利益なので税金考慮1232円×約20%=247円)∴4,375円-247円=4128円
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
9月の優待クロスは全部で16銘柄、一部配当がない銘柄は一般信用取引を利用しましたが他は制度信用取引でクロス取引しました。今回も結果的に大きな逆日歩を食らう事はなく無事に通過できたかなという感じです。やはり逆日歩1日はなんだかんだやりやすいです。
10月、11月は少なくなると思うので取引しないかしても数銘柄にとどまると思います。チャンスがあればコツコツと取っていきたいですね。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金によっては手数料が無料になるので、この枠を利用するのも悪くないと思います。特にSBIは現物枠と信用枠それぞれで計算されるので無料枠もその分大きくなりより使いやすそうです。