12月は優待権利銘柄がそこそこあって毎年クロスしているので今月も記録を残しておきます。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。ただ私は一般信用取引は在庫争奪戦があったりと資金拘束期間が長くなることもあって基本やりません。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽ですし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。12月は逆日歩日数が長めなので気を付けたいところです。
それでは今月も優待クロス取引の結果を備忘のため残しておきます。
もくじ
12月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 172円 |
貸株料(6日分)※3 | 473円 |
逆日歩(5日分) | 4,050円 |
取得優待価値※4 | 14,812円 |
配当落調整金考慮※5 | 5,535円 |
利益相当額 | +15,652円 |
※1 松井証券の手数料無料枠の利用とSMBC日興証券、信用手数料無料
※2 制度信用買い約250万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約250万円×貸株料率1.15%÷365日×4日
※4 金券等13,680円分×90%+商品等5000円分×50%
※5 予想配当金合計38,300円×約15%=5,745円(5,745円-※2-※3-逆日歩=+1,050円、利益なので税金考慮1,050円×約20%=210円)∴5,745円-210円=5,535円
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
12月の優待クロス銘柄は17銘柄で昨年12月の29銘柄に対してかなり少なくなってしまいました。単純にあまり資金を用意できなかったというのが理由です。ただ成果の方は逆日歩を抑えて配当差分で諸経費を超える利益を出せたので良かったと思います。
何とか2021年も終わりました。今年は優待クロスで損失になった月もあって波乱の年でしたがトータルでは利益となってるので良かったです。利益額で言えば大したことはないのですがコツコツと他の利益に上乗せする形で地味に今後も貢献出来たらなと思います。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金によっては手数料が無料になるので、この枠を利用するのも悪くないと思います。特にSBIは現物枠と信用枠それぞれで計算されるので無料枠もその分大きくなりより使いやすそうです。