5月は優待権利日は少ないので少しだけクロスしました。4月は今年も見送りましたので2か月ぶりになります。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、逆日歩の発生しない一般信用取引でのクロス取引が今は王道のようですね。ただ私は一般信用取引は在庫争奪戦があったりと資金拘束期間が長くなることもあって基本やりません。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので楽だし簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけません。前回3月は比較的、うまく行きましたが、大きめの逆日歩を食らう事は結構あるので制度信用では逆日歩に注意です。
それでは今月も優待クロス取引の結果を備忘のため記録しておきます。
もくじ
5月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 0円 |
貸株料(2日分)※3 | 14円 |
逆日歩(1日分) | 3,325円 |
取得優待価値※4 | 2,538円 |
配当落調整金考慮※5 | 495円 |
利益相当額 | -306円 |
※1 SBI証券 取引手数料無料範囲内
※2 SBI証券 手数料無料範囲内で現物買い
※3 制度信用売り約23万円×貸株料率1.15%÷365日×2日
※4 金券等2,820円分×90%
※5 予想配当金合計3,300円×約15%=495円(495円-※2-※3-逆日歩=2,844円、損失なので税金考慮不要)
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
5月の優待クロスは3銘柄ですべて制度信用で取引ましたが、結果は1銘柄で最高逆日歩を食らってトータルでも損失になってしまいました。3月が上手く行ったこともあって少し油断しました。記録を付け始めてから月単位では初めての損失となりました。
6月はそこそこ優待権利日の銘柄があります。5月に失敗してしまったことにより少し慎重になりそうな気がしますが、慎重になりすぎても良くないので警戒しながらいつも通りクロスできるところをしていこうと思います。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。
なお、SBI、楽天、松井、岡三オンラインは、1日約定代金によっては手数料が無料になるので、この枠を利用するのも悪くないと思います。特にSBIは現物枠と信用枠それぞれで計算されるので無料枠もその分大きくなりより使いやすそうです。