11月は先月に続いて株主優待の権利日が少ないですのでリスクの少なそうなところだけ取ってみました。
優待クロス取引についてはこちらで解説しています。
私は基本的に制度信用取引でクロス取引するのですが、今は一般信用取引でのクロス取引という選択もあるので優待クロス取引は難しくなってきてます。
一般信用取引の方が逆日歩が付かないので今は人気のようですね。ただ最近は少し過熱しすぎているようにも感じていて人気のある銘柄は在庫争奪戦を権利日の1ヶ月前とかから行っているような状態です。
制度信用取引の場合は権利付最終日だけ持ち越せば良いので簡単ですが、この場合は逆日歩に気を付けなければいけませんね。
比較的優待権利日の多めな9月は一般信用と制度信用を組み合わせてクロス取引しました。結果としては全て制度信用でクロスしたほうが利益になりましたが全体の成績としてはそこそこでした。
それでは11月の優待クロス取引の結果を残しておきます。
もくじ
11月株主優待銘柄クロス取引の結果
内訳
信用取引手数料※1 | 0円 |
信用金利(1日分)※2 | 18円 |
貸株料(4日分)※3 | 32円 |
逆日歩(3日分) | 600円 |
取得優待価値※4 | 1,350円 |
配当落調整金考慮※5 | 718円 |
利益相当額 | +1,418円 |
※1 SMBC日興証券 信用取引手数料無料
※2 制度信用買い約25万円×信用金利2.5%÷365日×1日
※3 制度信用売り約25万円×貸株料率1.15%÷365日×4日
※4 金券等1,500円分×90%
※5 予想配当金合計4,900円×約15%=735円(735円-※2-※3-逆日歩=85円、利益なので税金考慮85円×約20%=17円)∴735円-17円=718円
あまり考慮している人はいないかもしれませんが、制度信用取引でクロス取引すると実は配当金の約12%(税金考慮後)が手元に残ります。
これは制度信用取引と一般信用取引では配当落調整金のルールが異なるからです。
詳しくはこちら
まとめ
11月の優待クロスは2銘柄のみで、すべて制度信用取引で行いました。少し逆日歩を食らいましたがトータルでは利益となりました。優待権利日が少ない月はたいした利益にはならないですが、これからも毎月コツコツ取れるところは取っていきたいと思います。
今回は権利日に一般信用取引の在庫がほぼ無かったので、『権利日に一般信用取引の在庫が残ってる場合、逆日歩がほとんど付かない説』の立証はできませんでした。
この説を利用すれば制度信用取引のクロス取引の成功率は上がる気がしますし、特に配当金の大きい銘柄を狙えば配当落調整金で稼げそうな気もするのですが、最近は指標になる一般信用取引の在庫余りがないので難しいです。
なので今後はSMBC日興証券以外の証券会社に一般信用売りの在庫があった場合どうなるかも視野に入れてみようと思います。
優待クロス取引ならSMBC日興証券は信用取引手数料無料なのでおすすめです。一般信用取引の取り扱いもあるので逆日歩リスクを負いたくない人も利用できますよね。
取引手数料無料なので必要な費用は信用金利と貸株料のみ。制度信用取引だと信用金利2.5%、貸株料率1.15%、一般信用取引は貸株料率1.4%なので他の証券会社と比較しても悪くありません。優待は今のところSMBC一択で良いかと思いますよ。