FXの確定申告に必要な書類と確定申告書の作成手順と方法を解説!

FXの確定申告書の書き方

株式投資で利益が出た場合は特定口座を利用していれば課税関係は自動で完結するので確定申告は基本的に不要です。通常は特定口座を利用していると思いますので株式投資の場合、ほとんどの方は問題ないと思います。

ですが、FXで利益が出た場合はこういった制度がないので一定の場合を除いて確定申告をしなければなりませんよね。

慣れてない人にとっては確定申告って結構面倒くさい感じがするので3月に入ってから焦って色々と調べながら確定申告をする人も多いかと思います。

個人事業主であれば毎年のように確定申告をしているので慣れたものかもしれませんが、サラリーマンの方などは普段確定申告をしないのでかなり時間がかかってしまうかもしれません。最初は大変な思いをするかもしれませんね。

FXの利益は分離課税なので確定申告を行う場合は普通の確定申告で提出する書類の他にも必要なものが出てきます。

ということで今回はFXの確定申告に絞って解説していきたいと思います。

 

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FXの確定申告に必要な書類

FXの確定申告に必要な書類は以下になります。

  • 確定申告書B 第一表
  • 確定申告書B 第二表
  • 確定申告書(分離課税用)第三表
  • 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
  • FXの取引履歴などがわかる損益報告書

確定申告書はAとBがありますが、Aは給与所得、雑所得(年金等)、配当所得、一時所得だけの場合に使用します。FXは雑所得ですが、分離課税なので確定申告書Bが必要です。

この他、FXの確定申告では『確定申告書(分離課税用)第三表』と『先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書』が必要です。『FXの取引履歴などがわかる損益計算書』は必須ではありませんが、添付すれば損益合計を『先物取引に係る雑所得等の金額の計算書』に記載すれば済むので添付するのが無難です。

『FXの取引履歴などがわかる損益計算書』は各FX会社からダウンロードできますのでやり方は、こちらを参考にしてみてください。

FXの確定申告に必要な年間損益報告書の出力方法をFX会社別に解説!

2019年3月5日

 

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確定申告書の作成方法

確定申告書は国税庁の確定申告書等作成コーナーで作成するのがおすすめです。

 

リンク先の『申告書等を作成する』にある『作成開始』から作成してください。作成途中でデータを保存することもできます。作成途中のデータがある場合は隣の『保存データを利用して作成』から再開してください。

 

提出方法の選択

提出方法は『e-Taxで提出する』方法もありますが、e-Taxは事前準備が必要ですので、今回は『印刷して書面提出する』で説明します。

提出方法の選択

次の画面では利用のための事前確認が行われます。推奨環境などを確認して『利用規約に同意して次へ』をクリックしてください。

 

申告書等の選択

作成する年の申告書等の作成タブを開き『所得税』を選択してください。

作成する申告書の選択

確定申告書Bを作成するので真ん中の『左記以外の所得のある方(全ての所得対応)』の『作成開始』をクリックしてください。一番左が申告書A、一番右は質問形式で必要な入力項目がわかるようになってます。わからなければ最悪、一番右でも良いかもしれません。

入力方法選択

 

生年月日等の入力

生年月日を入力して、次へ。下段にある入力フォームについてはどちらでも構いません。チェックをして作成したほうがイメージはしやすいかもしれません。

生年月日等入力

チェックして次へ行くと以下のようなフォーマットになります。FXの場合は『分離課税の所得』の『先物取引に係る雑所得等』をクリックしてください。

分離課税の所得チェックあり

ちなみにチェックしないと以下のようなフォーマットです。結局同じものが作成されますし大差はありませんのでお好みで選択してください。

分離課税の所得チェックなし

 

先物取引に係る雑所得等の入力

この画面では所得区分を『雑所得用』にしてください。種類は『外国為替証拠金取引』、決済方法は『仕切り』又は『差金決済』とかでも大丈夫だと思います。決済年月日と数量はFX会社からダウンロードした『FXの取引履歴などがわかる損益計算書』を添付するので記載しなくても平気です。

先物取引に係る雑所得等

『差金等決済に係る利益または損失の額』は各FX会社からダウンロードした『FXの取引履歴などがわかる損益計算書』の合計額を記載してください。必要経費等にはFX関連の書籍とかセミナー代等があれば入力することができます。

入力が済んだら次へをクリックすると元の画面に戻りますので他に入力するものがなければ次へをクリックして次へ進んでください。総合課税や所得控除については今回は解説しませんが、必要であれば入力してください。

 

住民税等の入力

住民税等の入力はFXに関してはあまり関係ありませんが、必要であれば『住民税・事業税に関する事項』をクリックして入力してください。

住民税等入力

もし副業禁止の会社などにお勤めであれば1の『給与・公的年金等以外の所得がある方の入力項目』で住民税の徴収方法の選択を『自分で納付』にしておきましょう。『給与から差引き』だと会社に副業をしていると思われてしまうかもしれません。

 

納付方法等

住民税等の入力が終わると納付方法の一覧が表示されます。都合のいい方法を選んで納付してください。還付の場合は受取方法の画面になりますので都合の良い受取方法を選択してください。

納付方法

 

住所・氏名等の入力

次に進むと住所や氏名等の入力画面になりますので必要事項を入力してください。

住所・氏名等入力01 住所・氏名等入力02

 

マイナンバーの入力

マイナンバーの入力をしたら『申告書等作成終了』をクリックしてください。

マイナンバーの入力

 

申告書の印刷及び提出

印刷するものを選択して『帳票表示・印刷』をクリックして出力されたPDFをダウンロードしてください。一応全部ダウンロードしておきましょう。

印刷する帳票の選択

印刷して税務署に持って行って提出すれば完了です。提出書類のご案内は提出する必要はないので要らなければ印刷する必要はありません。控用も提出はしませんので印刷は不要ですが直接税務署に提出するのであれば控用に判を押してもらって保管しておきましょう。

郵送して提出することもできますが、控が欲しい場合は切手を貼った返信用封筒を同封する必要があります。

 

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まとめ

今回はFXの確定申告について解説しました。

特定口座を利用している株式投資についても通算や損失繰越などで確定申告が必要な場合もあるかと思います。株式の譲渡損益についても分離課税なので基本的には同じです。

国税庁の確定申告書等作成コーナーを使えば比較的簡単に確定申告書が作れますのでぜひ活用してみてください。

 

FXで手堅く利益を得るスワップポイントサヤ取りの方法もこちらで解説していますので参考にしてみてください。

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