公認会計士試験、短答、論文、修了考査合格までの長く険しい道のり。

2017年12月に実施された公認会計士、修了考査の合格発表が2018年4月にありました。

結論から言うと私はこの試験を受験し無事に合格することが出来ました。
今回はそれを報告するとともに、これまで公認会計士、短答式試験、論文式試験、そして修了考査合格までに費やしてきた時間や費用ついてもまとめたいと思います。

 

効率よく合格するための手順はこちら

特別なことは必要ない!公認会計士の修了考査合格に必要な勉強時間と勉強方法とは?

2018年10月13日

 

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修了考査合格

2017年12月16日、17日の2日間にわたって行われた修了考査。
その結果が4月5日に発表されました。

受験者:1,536名
合格者:1,065名

合格率:69.3%

ほぼ例年通りかなと思います。

論文式試験の合格発表を見るときは、おそらく受かってるだろうとは思いながらも
すごく緊張して結果を見たと思います。

修了考査は正直、受かってるかどうかはわかりませんでしたが
特に緊張することもなく自分の名前を検索したと思います。(論文の合格発表は受験番号のみ表示)

Ctrl+Fで自分の名前を入力してEnterを押した瞬間に自分の名前に飛んで合格が確定しました!
嬉しいという気持ちはもちろんあるのですが、安心したという気持ちが大きかったです。

会計士論文式試験合格の瞬間も嬉しいというよりは、ようやく受かったという安堵の気持ちが強かったことを今でも覚えています。

そのあとは、修了考査あるある?だと思うのですが他の同期の結果も確認するってこと。。
私もやっぱやってしまいましたね(笑)

想像以上にみんな合格していて正直びっくりしました。
もう監査法人を退職した後だったので同僚ではないのですが
同期であることは変わりありませんのでやっぱ嬉しかったですね。

修了考査の記事(アメブロ)

 

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日商簿記1級独学合格を目指して

もう10年近く前の2009年1月の話です。

以前、起業に失敗した私は当時、何を思ってか簿記の資格を取ろうとふと思いました。
調べると2月に日商簿記検定があることを知りすぐに日商簿記2級に申し込みました。

試験日まで47日間。
簿記の簿の字も知らない状態で独学用のテキストを買って勉強を始めました。

結果は合格。

勉強時間は195時間30分でした。

日商簿記2級合格までの勉強時間(アメブロ)

 

その後、独学で日商簿記1級合格を目指すことになります。

日商簿記検定は年3回(2月、6月、11月)あります。2月の検定は3級と2級だけで1級は実施されません。
2月に日商簿記2級に合格した私は6月の合格を目指しました。
ここまでの勉強時間は2級を合わせて426時間。

結果は70点以上で合格のところ57点で惨敗でした。

不合格後、アウトプットを中心に勉強を再開し11月の検定でリベンジを果たします。

勉強期間は312日、合格までの勉強時間は956時間。
合格までの費用は51,469円です。

日商簿記1級 合格までの軌跡(アメブロ)

 

日商簿記1級~独学合格への道~

日商簿記1級に独学合格した私が独学で合格するまでの費用や勉強時間を解説する。

2018年8月1日

 

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高みを目指した公認会計士試験

簿記資格で最高峰の日商簿記1級に独学合格した私は何を思ったか公認会計士試験を目指すことになります。
この決断が良かったかどうかはいまだにわかりません。。

公認会計士試験には年2回の短答式試験と年1回の論文式試験があります。
合格のためには短答式試験に合格後、論文式試験にも合格しなければなりません。

短答式試験は1度合格すると、その後3年間、論文式試験を受験することができます。
論文式試験を3回不合格になると短答式試験からやり直しになるため論文式試験に3回連続の不合格はかなり精神的ダメージがあるかと思います。

短答式は5月と12月に実施されます。相対試験で合格率は約10%~20%程度。
5月短答よりも12月短答の方が合格率は高かった印象があります。

 

短答式試験

2010年12月短答は独学での挑戦で惨敗。

独学を断念してLECの通信講座で勉強するが2011年5月、12月、2012年5月と不合格。

そして迎えた2012年12月、挑戦5回目の短答式試験でついにその時は来たのです。

日商簿記1級合格から約3年。勉強時間3780時間。費用は約860,000円かかりました。

公認会計士試験合格までの長い道のり~短答編~(アメブロ)

 

論文式試験

論文式試験は8月に実施されるため短答は5月に合格するよりも12月に合格したほうが圧倒的に有利です。
論文式も相対試験で大体30%~40%程度が合格します。

私は12月に合格したため論文は一発で合格したいと思ってました。

しかし、2013年の論文式試験は惜しくも不合格。。

自分はあまり勉強するほうではないですが、それでも1か月前は毎日10時間以上は勉強してました。
それでも報われなかったのです。

翌年2回目の論文式試験。
ここで不合格だと後がなくなります。

ここまでくると、もう公認会計士になりたいとかそんなんじゃありません。
ただ、合格したい。なんとしても負けられない戦いがそこにはあるのです。

昨年同様に直前1か月は毎日10時間以上は勉強し死にそうになりました。

そしてついに合格を勝ち取ったのです。

始めたときは公認会計士試験に合格したらどんなに嬉しいのだろう。
そんなことを想像しながらモチベーションを高めていました。

でも想像していた景色なんて見れませんでした。
ただ、今までやってきた努力が形になって安心した。そんな感じでした。

短答式試験合格から約2年。勉強時間5869時間30分。費用は約900,000円

公認会計士試験合格までの長い道のり~論文編~(アメブロ)

 

修了考査

2017年12月修了考査合格。

私はすでに監査法人を退職していたので10月から2か月間、ゆっくり勉強していました。
監査法人勤めの同期は試験休みの2週間から3週間程度で猛勉強していたのだと思います。

論文式試験から約3年。勉強時間264時間15分。費用約13万円(TAC通信セレクト本科生+受験料)

 

総括

2009年1月に日商簿記2級の受験を決めてから約9年。
総勉強時間は税理士試験の分なども含めると7994時間45分。
総費用約1,130,000円

これだけの年月とコストをかけて合格した公認会計士。

人生のうち、正直かなりの時間を結果として失いました。
果たしてこれが良かったのか、悪かったのか、今でも考えさせられます。

公認会計士試験のためにたくさんの問題を解いてきましたが、
この難問に対する解答が出る日は来るのだろうか。

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